介護相談主治医意見書って何?家族が知っておきたいポイント
- 主治医意見書がどんな書類で、認定のどこで使われるか
- 「歩けます」だけでは伝わらない、生活の様子の伝え方
- 診察の前に作っておきたい「メモ」のコツ
- 本人と家族の話が違うときの伝え方
- 家族が要介護認定の申請をすることになった方
- 診察で先生に何を伝えればいいか分からない方
- 本人が「大丈夫」と言ってしまい、困っている方
こんにちは、しまぴーです。 今回は、要介護認定のときに使われる「主治医意見書」のお話です。
「病院の先生に何か書いてもらうらしいけど、どんな書類?」 「家族は何を伝えればいいの?」
そんな疑問に、動画の内容にそってお答えしますね。
動画の内容をざっくり紹介
① 主治医意見書ってなに?
普段の病気や体の状態について、お医者さんから見た様子を書いてもらう書類です。 たとえば、こんなことが書かれます。
- 病気の種類
- 体の動き
- 認知症などの症状
- 日常生活での困りごと
ポイントは、病名だけでなく「生活にどんな影響が出ているか」も大切な情報になることです。介護がどのくらい必要かを判断する材料のひとつになります。
② 「歩けます」だけでは伝わらない
たとえば、本人が「歩けます」と言ったとします。でも実際の生活では……
- 家の中は歩けるけれど、外ではふらつく
- 長い距離は休憩が必要
- 外出には家族が付き添っている
こうして具体的に伝えると、実際の暮らしの様子がずっと分かりやすくなります。 「できる・できない」だけでなく、どこまでできるのかを伝えるのがコツです。
③ 病院では分からないことを、メモにしておく
夜中に何度も起きる、薬を忘れる、一人で外に出て道に迷う……。 こういうことは、診察室だけでは分かりにくいですよね。
だからこそ、診察の前に伝えたいことをメモしておきましょう。長い文章でなくて大丈夫です。
- 最近、物忘れが増えた
- 薬を飲み忘れることがある
- 夜中に2〜3回起きる
- 最近、家の中で転んだ
- 着替えに声かけが必要
- 一人で外出すると迷うことがある
さらに、「いつから・どのくらい・どんなとき」を意識すると、もっと伝わりやすくなります。
- ×「夜よく起きる」→ ○「ここ1か月くらい、夜中に2〜3回起きる」
- ×「最近よく転ぶ」→ ○「この1か月で2回転んだ」
④ 本人と家族の話が違うときは?
本人は先生の前で「大丈夫です」と言うことがあります。本当にそう思っている場合もあるんです。 そんなときは、本人を否定するのではなく、家族から見た事実を補足しましょう。
- 本人「大丈夫です」
- 家族「薬を週に2〜3回、飲み忘れています」
また、病院では緊張していたり、家族が付き添っていたりして、家とは様子が違うこともあります。だからこそ、普段の生活の様子が大切な情報になります。
⑤ 覚えておきたいこと
大げさに伝える必要はありません。でも、困っていることを隠す必要もありません。 大切なのは、普段の状態をありのまま、できるだけ具体的に伝えることです。
診察の前のメモ・チェックリスト
メモを作るときに、このあたりを思い出してみてください。
- 物忘れ(約束、薬、火の消し忘れなど)は増えていないか
- 夜はよく眠れているか(夜中に何回起きるか)
- 家の中や外で、転んだり転びそうになったりしたか
- 食事・トイレ・お風呂・着替えで、手伝いや声かけが必要か
- 外出や買い物は一人でできているか
- それぞれ「いつから」「どのくらい(回数)」か
全部でなくて大丈夫です。気になることから書いてみましょう。
補足:動画で話しきれなかったこと
主治医意見書ができるまでの流れ
- 家族などが、市区町村に要介護認定を申請する
- 市区町村が、本人のかかりつけのお医者さんに意見書を依頼する
- お医者さんが、診察などをもとに意見書を作る
申請するときには、かかりつけのお医者さんの名前や病院を伝えます。基本的には市区町村から依頼が届く仕組みなので、家族が書類を書くわけではありません(細かな手順は、市区町村によって違うことがあります)。 かかりつけ医がいない場合は、市区町村が指定するお医者さんの診察を受けることになります。
認定のどこで使われるの?
要介護認定は、2つの段階で判定されます。
- 一次判定:自宅などで行われる認定調査の結果と、主治医意見書をもとに、コンピュータで判定
- 二次判定:医療や福祉の専門家が集まる「介護認定審査会」が、一次判定の結果に主治医意見書などの内容を加えて、最終的に判定
つまり主治医意見書は、認定調査だけでは分からない、その人ならではの状況を伝える大切な資料なんです。
ことばのミニ解説
- 主治医意見書:要介護認定のために、市区町村がかかりつけ医に作成を依頼する書類。病気や心身の状態、生活への影響などが書かれる
- 認定調査:市区町村の調査員が自宅などを訪ねて、心身の状態や生活の様子を聞き取る調査
- 介護認定審査会:保健・医療・福祉の専門家で構成され、要介護度を最終的に判定する会議
よくある質問
かかりつけのお医者さんがいない場合は、どうなるの?
困っていることを、少し大げさに伝えたほうがいい?
本人が先生の前で「大丈夫です」と言ってしまいます……
診察に家族がついて行けないときは?

しまぴーのひとこと主治医意見書を書くのはお医者さんですが、家族だからこそ分かる「家での様子」があります。診察の前に、最近気になっていることを箇条書きにしておく。まずは、そこから始めてみてくださいね。
この記事の制度に関する内容は、2026年10月5日時点の公式情報で確認しています。
※ここでご紹介しているのは一般的な情報です。実際の利用条件や手続きは、お住まいの市区町村・地域包括支援センター・担当のケアマネジャーにご確認ください。
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