介護相談ショートステイを上手に使うコツ|予約・準備・費用・お泊まりデイまで
- ショートステイはどんなサービスで、どんなときに使える?
- 予約を取りやすくするコツと、連続利用30日のルール
- 荷物・薬・「本人のことを伝えるメモ」の準備
- お泊まりデイとの違い、費用と負担限度額認定
- 旅行や冠婚葬祭、仕事などで、家を空ける予定がある方
- 介護に疲れていて、少し休みたいと感じている方
- 初めてショートステイを使うので、準備が不安な方
こんにちは、しまぴーです。 今回は、「ショートステイを上手に使うコツ」のお話です。
「どんなときに使えるの?」 「予約はいつすればいい?」 「何を持っていけばいい?」 「本人が行きたくないと言ったら?」
ショートステイは、家族が旅行に行くときだけでなく、介護している方の休息や体調不良など、いろいろな場面で使えるサービスです。動画の内容にそって、上手に使うポイントを整理しますね。
動画の内容をざっくり紹介
① ショートステイって何?
施設に短い期間だけ泊まって、介護や機能訓練を受けられるサービスです。「どこかに預けられる」のではなく、いつもの暮らしを続けるために、一時的に泊まるイメージです。
- 栄養バランスを考えた食事
- 一人では大変なお風呂も、介助を受けながら入浴
- トイレなどの排せつの介助
- 歩く練習などの機能訓練(施設による)
② どんなときに使う?
- 家族が旅行や冠婚葬祭で家を空けるとき
- 介護している方が、仕事などで家を空けるとき
- 介護している方が体調を崩した、少し休みたいとき
- 一時的に、自宅での介護が難しいとき
③ 早めの相談が予約のコツ
- 年末年始・ゴールデンウィーク・お盆などは、希望が重なりやすい
- 定期的な利用を、あらかじめケアプランに組み込んでおく方法もある
- 支給限度基準額(介護保険で使える上限)を超えると、自己負担が増える
- 連続して使えるのは、原則30日まで
また、いつもの事業所が満室で使えないこともあります。候補の事業所を2〜3か所知っておくと安心です。リハビリ重視、認知症対応、少人数制など、事業所ごとに特色もさまざまです。
初めて使うときは、いきなり長期間ではなく、まず短い日数から試してみるのもおすすめです。本人の様子を見ながら、そのあとの使い方を考えていきましょう。
④ 荷物の準備をラクにする
何泊かするときに必要なものです。
- 着替え・下着・タオル・洗面用具
- 普段飲んでいる薬
- 紙パンツやおむつなど(必要に応じて)
荷造りした状態をスマホで写真に撮っておくと、帰ってきたときに「靴下が足りない!」と困らずに済みます。持ち物への名前の記入も忘れずに。
薬は、何日の、朝・昼・夕のどのタイミングで飲むのかが分かるようにしておきましょう。一包化(1回分ずつまとめた包装)されていれば、そのまま渡すだけで済むこともあります。預かり方は施設によって違うので、事前に確認しておくと安心です。
本人のことを伝えるメモも役立ちます。
- 「お茶は熱めが好き」といった好み
- 「夕方になると寂しくなりやすい」といった様子
- 「○○さんと呼ばれると安心する」といった呼び方の希望
さらに、枕やひざ掛け、時計やラジオ、お気に入りの本など、普段使っている「いつものもの」を持っていくと、本人も安心しやすくなります。
⑤ 「行きたくない」と言われたら?
まずは、本人が感じている不安を確かめてみましょう。
- 知らない場所や人が不安
- このまま家に帰れなくなる気がする
- 家族と離れるのが不安
- 過去に嫌な経験がある
ほかの選択肢として、お泊まりデイというサービスもあります。デイサービスの事業所が独自に行っている宿泊サービスで、ショートステイとは仕組みも料金も違います。普段通っている場所にそのまま泊まれるので、環境の変化が少ないという良さがあります。
⑥ 費用と負担限度額認定
ショートステイの費用には、主にこんなものがあります。
- 介護保険の自己負担分
- 食費
- 滞在費(泊まる部屋の費用)
- おむつ代など(必要に応じて)
所得や預貯金が一定以下の方は、負担限度額認定を受けると、食費や滞在費の負担が軽くなる場合があります。対象になるかどうかや申請の方法は、市区町村の窓口などで確認してみましょう。
あわせて、利用中に体調が悪くなったときの連絡先や対応(受診が必要になったらどうするか、緊急時の連絡方法)も、事前に確認しておくと安心です。
ショートステイを上手に使う5つのコツ
- 早めに相談して、予約を取りやすくする
- 候補の事業所を複数知っておく
- 初めてなら、短い日数から試してみる
- 本人のことを伝えるメモを準備する
- 費用や、体調が悪くなったときの対応を事前に確認する
持ち物チェックリスト
出発の前に、ひとつずつ確認してみてください。
- 着替え・下着(泊まる日数+予備)
- タオル・洗面用具(歯ブラシ、入れ歯の道具など)
- 薬(日付と朝・昼・夕が分かるように)・お薬手帳
- 紙パンツ・おむつ(必要に応じて)
- 本人のことを伝えるメモ
- 枕・ひざ掛けなど「いつものもの」
- すべての持ち物に名前を書いた
- 荷物の写真をスマホで撮った
施設から案内された準備のしかたも、あわせて確認しましょう。
補足:動画で話しきれなかったこと
ショートステイには2つの種類がある
- 短期入所生活介護:特別養護老人ホームなどに短期間泊まって、入浴や食事などの生活の支援や機能訓練を受けるサービス。一般に「ショートステイ」と呼ばれるのは主にこちらです
- 短期入所療養介護:介護老人保健施設や病院・診療所、介護医療院などに短期間泊まって、生活の支援に加えて医療や看護、機能訓練を受けるサービス
医療的なケアが必要な方は、療養介護のほうが合う場合もあります。ケアマネジャーに相談してみてください。
「連続30日」のルール
ショートステイは、連続して利用できるのが30日までです。31日目からは介護保険が使えず、全額自己負担になります。 また、ショートステイを使う日数は、要介護認定の有効期間のおおむね半分を超えないことが目安とされています。長く使う必要がありそうなときは、早めにケアマネジャーに相談しましょう。
負担限度額認定のポイント
- 対象になるのは、主に世帯全員が住民税非課税で、預貯金などが一定額以下の方です
- ショートステイでは、食費と滞在費が軽くなります(介護保険の自己負担分そのものは変わりません)
- 申請先は、お住まいの市区町村です。認定されると「負担限度額認定証」が届くので、利用する事業所に見せます
細かな基準は見直されることがあるので、最新の内容は市区町村の窓口で確認してくださいね。
ことばのミニ解説
- ショートステイ(短期入所):施設に短い期間泊まって、介護や機能訓練などを受ける介護保険のサービス
- お泊まりデイ:デイサービスの事業所が独自に行う宿泊サービス。泊まる部分は介護保険の対象外
- 負担限度額認定:所得や預貯金が一定以下の方の、施設やショートステイでの食費・滞在費(居住費)の負担を軽くする制度
- 支給限度基準額:要介護度ごとに決められた、介護保険で利用できるサービスの1か月の上限
よくある質問
介護に疲れたから休みたい、という理由で使ってもいい?
ショートステイは、何日でも続けて使える?
急にショートステイが必要になったら?
お泊まりデイとショートステイは何が違うの?

しまぴーのひとことショートステイは「介護が限界になってから使うもの」ではありません。家族が無理をしすぎず、本人も安心して家での暮らしを続けていくための、ひとつの選択肢です。「おやつがおいしい」など、本人が楽しみにできるポイントが見つかるといいですね。
この記事の制度に関する内容は、2026年10月6日時点の公式情報で確認しています。
※ここでご紹介しているのは一般的な情報です。実際の利用条件や手続きは、お住まいの市区町村・地域包括支援センター・担当のケアマネジャーにご確認ください。
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