介護相談初めての認知症外来|受診の流れ・検査内容・家族の準備
- 認知症外来で、まず何を伝えればいい?
- 本人が受診を嫌がるときの、きっかけの作り方
- どんな検査をする? その日に認知症と分かる?
- 受診の前に、家族が準備しておきたいこと
- 親の物忘れが増えてきて、受診を考えている方
- 認知症外来で何をするのか分からず、不安な方
- 本人が「病院なんて行かない」と言っていて困っている方
こんにちは、しまぴーです。 今回は、「初めての認知症外来」のお話です。
「親の物忘れが増えてきた……」 「認知症外来って、何をされるの?」 「本人が病院に行きたがらないときは?」
初めての受診は分からないことが多く、不安になりますよね。受診の流れを、動画の内容にそって順番に見ていきましょう。
動画の内容をざっくり紹介
① どうして受診したのかを伝える
まず大切なのは、最近どんな変化があったのかを伝えることです。物忘れの回数だけではありません。
- 同じ話を何度もする
- 薬を飲み忘れる
- 買い物や料理が難しくなった
- 道に迷うことが増えた
物忘れだけでなく、暮らしの中の変化も伝えるのがポイントです。
② 本人が嫌がるときの、受診のきっかけ
本人が「病院なんて行かない!」と言うこともありますよね。 そんなときは、いきなり「認知症の検査に行こう」と言わない方法もあります。
- 「健康診断に行こう」と誘ってみる
- かかりつけの先生から「一度、くわしくお話を聞かせてくださいね」と声をかけてもらう
無理に説得するより、受診しやすいきっかけを作ることも大切です。
③ 家族の同席について
家族が一緒に受診できるか、医療機関に確認してみましょう。 本人は「毎日ちゃんと薬を飲んでいる」と思っていても、実はテーブルに残っていた……ということもあります。家族だからこそ分かる、普段の様子があるんです。
④ どんな検査をするの?
検査は人によって違いますが、たとえばこんな流れです。
- 問診:医師が、本人や家族から最近の様子を聞きます
- 認知機能の検査:記憶力や注意力などを調べます。簡単な質問や課題に答える形です
- 必要に応じて、血液検査や画像検査(CT・MRIなど)
全部の検査を必ず受けるわけではなく、症状や医師の判断で変わります。
⑤ その日に認知症と決まるの?
一回の検査だけで決まるわけではありません。 症状や暮らしの様子、検査の結果などを合わせて判断します。
また、認知症と似た症状でも、別の病気が原因の場合があります(脳の血管の病気や、治療で改善が期待できる病気など)。だからこそ、原因をきちんと調べることが大切なんです。
⑥ 受診の前に準備すること
今日やることは、ひとつ。最近の変化をメモすることです。
- いつごろから、どんなことが気になったのか
- 暮らしの中で、困っていることは何か
- 薬の飲み忘れなどはあるか
本人の前では言いにくいこともあるので、このメモを受付や問診票と一緒に渡せるか、医療機関に確認してみましょう。
受診前のメモ・チェックリスト
メモを作るときに、思い出してみてください。
- 気になり始めたのは、いつごろから?
- 同じ話や質問をくり返すことはある?
- 薬の飲み忘れや、飲みすぎはない?
- 買い物・料理・お金の管理で、困っていることは?
- 道に迷ったり、約束を忘れたりしたことは?
- 最近、転んだり頭を打ったりしたことは?
- 飲んでいる薬の一覧(お薬手帳)
- 本人の前で言いにくいことは、別のメモに
全部でなくて大丈夫です。気になることから書いてみましょう。
補足:動画で話しきれなかったこと
どこに相談すればいい?
まずは、普段かかっている「かかりつけ医」に相談するのがおすすめです。必要に応じて、専門の医療機関を紹介してもらえます。 地域には、都道府県などが指定した「認知症疾患医療センター」という専門の医療機関もあり、認知症の原因を見分ける診断や、専門の医療相談を行っています。どこにあるかは、市区町村や地域包括支援センターで教えてもらえます。
本人がどうしても受診を嫌がるときは
地域包括支援センターなどには、「認知症初期集中支援チーム」という仕組みがあります。医療や介護のサービスにまだつながっていない方のお宅を、専門職が訪問して、家族と一緒に支援を考えてくれます。何度か訪問して信頼関係を作りながら、受診につなげていくこともあります。 家族だけで抱え込まず、まずは地域包括支援センターに相談してみてください。
「治療で改善が期待できる病気」とは
認知症と似た症状を起こす原因の中には、正常圧水頭症(脳の中に水がたまる病気)、硬膜下血腫(頭を打ったあとに血がたまる病気)、甲状腺の働きの低下、ビタミン不足など、治療の対象になる病気もあります。 ただし、治療をしても、低下した働きが元に戻りきらないこともあります。どれに当てはまるかは、検査をしてみないと分かりません。だからこそ、早めに受診して原因を確かめることが大切です。
ことばのミニ解説
- 認知症外来(もの忘れ外来):物忘れなどの症状について、原因を調べて診断・治療を行う外来。病院によって名前が違います
- 認知機能の検査:記憶力や注意力、時間や場所の感覚などを、質問や簡単な課題で調べる検査
- 認知症疾患医療センター:都道府県や指定都市が指定する、認知症の専門的な診断や相談を行う医療機関
- 認知症初期集中支援チーム:医療や介護につながっていない認知症の疑いのある方を訪問し、集中的に支援する専門職のチーム
よくある質問
どこに相談すればいいか分かりません。
物忘れが増えたら、認知症なの?
家族も一緒に診察室に入れる?
本人の前では言いにくいことがあります。

しまぴーのひとこと認知症外来は、いきなり難しい検査をする場所ではありません。まずは普段の変化を伝えて、必要な検査で原因を確かめていきます。「最近ちょっと気になるな」と思ったら、変化をメモするところから始めてみてくださいね。
この記事の制度に関する内容は、2026年10月18日時点の公式情報で確認しています。
※ここでご紹介しているのは一般的な情報です。実際の利用条件や手続きは、お住まいの市区町村・地域包括支援センター・担当のケアマネジャーにご確認ください。
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