介護相談遠くに住む親に介護が必要かも?まず何をすればいい?
- 親の「いつもと違う」に気づくポイント
- 電話で生活の様子を自然に確かめる聞き方
- まず相談するなら「親が住んでいる地域」の地域包括支援センター
- 遠くにいても使える介護サービスと、仕事を休んで帰省するときの制度
- 離れて暮らす親の様子が、最近ちょっと気になる方
- 親は「まだ大丈夫」と言うけれど、本当に大丈夫か心配な方
- どこに相談すればいいのか分からない方
こんにちは、しまぴーです。 今回は、「遠くに住む親のことが心配になったら、まず何をすればいい?」というお話です。
「電話では大丈夫と言っているけど、本当に大丈夫かな……」 「すぐには帰れないし、どこに相談すればいいの?」
そんなふうに悩んでいる方に向けて、遠くにいてもできることをまとめました。
動画の内容をざっくり紹介
① 親の「いつもと違う」に気づく
まず大切なのは、親御さんの「いつもと違う」に気づくことです。たとえば、こんな変化はありませんか?
- 電話で話すと、以前と様子が違う
- 最近、歩きにくそう
- 薬を飲み忘れている
- 食事がきちんと取れているか心配
- 転んだ・転びそうになった
ほかにも、通院や予定を忘れることが増えた、買い物やお金の管理が心配、家の中の片付けが以前と違う、といった変化にも気をつけてみてください。 こうした変化がいくつか重なってきたら、一度、今の生活の様子を確かめてみましょう。
② 電話では「具体的に」聞いてみる
「大丈夫?」と聞くと、つい「大丈夫よ」と返ってきがちです。 普段の会話の中で、具体的に聞いてみるのがおすすめです。
- 「最近、ごはん何食べた?」
- 「お買い物、ちゃんと行けてる?」
- 「最近、歩くの大変じゃない?」
- 「薬はちゃんと飲めてる?」
- 「この前病院に行ったとき、どうだった?」
答えの中身だけでなく、声の様子や、以前との違いにも注目してみてくださいね。 「何ができなくなったか」よりも、「今、生活の中で何に困っているか」を確かめるのがポイントです。
③ まず相談するなら「親が住んでいる地域」の地域包括支援センター
まだ介護サービスを使っていない場合は、親御さんが住んでいる地域の地域包括支援センターに相談してみましょう。 高齢者の暮らしや介護のことを、幅広く相談できる窓口です。要介護認定を受けていなくても、「ちょっと心配」の段階で相談できます。
すでに介護サービスを使っている場合は、担当のケアマネジャーへ。 「最近、薬を飲み忘れているみたい」「歩き方が以前と違う」のように、気づいた変化を具体的に伝えると、様子を確かめてもらうきっかけになります。
④ 遠くにいても使える支援
- 訪問介護:自宅での生活を支える
- 訪問看護:体調の管理や服薬など、医療の面から支える
- デイサービス:通って、食事・入浴・機能訓練・交流
- ショートステイ:短い期間泊まって介護を受ける
- 福祉用具:手すり・歩行器・ベッドなど
- 配食・見守り:自治体や地域によってさまざま
大切なのは、本人がどんな暮らしをしたいかを考えながら、必要な支援を組み合わせていくことです。
⑤ 認知症が心配なとき
物忘れが増えた、薬の管理が難しくなってきた、会話の様子が変わった……。 そんなときも、まずは地域包括支援センターへの相談から始められます。必要に応じて、医療機関や認知症外来につないでもらえることもあります。
ただし、こうした変化があったからといって、すぐに認知症と決めつける必要はありません。
帰省したときのチェックリスト
電話だけでは分からないことも、実際に家に行くと見えてきます。帰省したときに、さりげなく見ておきたいポイントです。
- 冷蔵庫に、古くなった食べ物がたまっていないか
- 薬が飲み残されていないか(日付の違う薬が残っていないか)
- 郵便物や請求書が、開けないままたまっていないか
- 家の中に、つまずきそうな段差や物がないか
- コンロやストーブなど、火の元の使い方は大丈夫か
- 前に会ったときと比べて、やせた・服装が変わったなどの変化はないか
気になったことは、メモしておくと相談のときに役立ちます。
補足:動画で話しきれなかったこと
親が住んでいる地域のセンターの探し方
地域包括支援センターは、住所ごとに担当が決まっていることが多いです。 「(親の住む市区町村名) 地域包括支援センター」で検索するか、市区町村の介護保険の窓口に電話して「この住所の担当はどこですか?」と聞くと教えてもらえます。
相談のときにあると便利なメモ
- 親の名前・住所・年齢
- かかりつけの病院や、飲んでいる薬
- 気になる変化と、いつごろからか
- 家族の連絡先(すぐに動ける人は誰か)
仕事を休んで帰省するときに使える制度
働きながら遠くの親を支えるときは、こんな制度があります。
- 介護休暇:家族1人につき年5日(2人以上なら年10日)。時間単位でも取れるので、通院の付き添いや相談の日に使えます
- 介護休業:家族1人につき通算93日まで、3回に分けて取れます。介護サービスの手配など、介護の体制を整えるための期間として使うのがおすすめです
くわしい条件は、勤め先の担当の方や、厚生労働省のサイトで確認してみてくださいね。
ことばのミニ解説
- 地域包括支援センター:市区町村が設けている、高齢者の暮らしと介護の総合相談の窓口。保健師・社会福祉士・主任ケアマネジャーなどがいます
- ケアマネジャー:介護サービスの計画を立てて、事業所との調整をしてくれる専門職
- 要介護認定:介護保険のサービスを使うために、どのくらい介護が必要かを市区町村が判定するしくみ
よくある質問
親が「まだ大丈夫」と嫌がっていても、相談していいの?
要介護認定を受けていなくても、地域包括支援センターに相談できる?
遠くに住んでいるので、電話で相談してもいい?
親はデイサービスのような人が集まる場所が苦手そう……

しまぴーのひとこと遠くに住んでいると「自分が何とかしなきゃ」と思いがちですが、親御さんの住む地域には、支えてくれる人や場所がちゃんとあります。「ちょっと心配だな」と思ったときが、相談のタイミングですよ。
この記事の制度に関する内容は、2026年10月3日時点の公式情報で確認しています。
※ここでご紹介しているのは一般的な情報です。実際の利用条件や手続きは、お住まいの市区町村・地域包括支援センター・担当のケアマネジャーにご確認ください。
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